７月２１日　ラグーナ出版視察報告

鹿児島市西千石町にあるラグーナ出版に福祉委員会にて視察に行ってきました。まず紹介された部屋は、ラグーナ診療所でした。精神科、心療内科の病院で、伺った日の診療はお休みとのことでしたが、病院という空間ではなくとても心地良いお部屋で、テーブルにはラグーナ出版で出版されている絵本や本が置いてあり優しい絵の本が沢山並べてありました。そして、代表の方に事業の就労支援Ａ型ラグーナ出版、就労支援Ｂ型ポラーノ・ポラーリについてお話を伺いました。
ラグーナ出版は今年１６年目で３２人の方が働かれ、自費出版、共同出版をはじめとする出版事業、名刺やチラシなどの印刷物作成、文字入力、テープおこし、本の整備、修理、製本をされています。実際に仕事をされているところを拝見しましたが、パソコンを使って作業していたり、製本の過程も丁寧に作られており、温かみのある商品を作られていました。また、就労支援Ｂ型は、今年の３月にポラーノ・ポラーリとしてスタートし、３４人の方が働かれ、人・地域・社会のつながりを取り戻す自立訓練の場所として作られました。畑で野菜を作ったりはちみつやハンドメイド、日用品、調理、カフェをされているそうです。伺った時間が丁度お昼の時間で美味しそうな香りがしていました。お話に「精神疾患は、だれでもかかる可能性のある疾患である」と伺いましたが、このような居場所があると安心して病気に向き合い、社会と繋がっていけるのではないかと感じました。